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米アマゾン代行業者を使う前に【シュウカキ篇 No.1】

米アマゾン輸出を行う上で
困難な作業や面倒な作業を
請け負ってくれるのが代行業者です。

今の代行業者のレベルは非常に高く
例えば、国内のネットショップから
仕入れを行い、米アマゾンFBAへの納品を
行おうと考えていたとしますと
それらのプロセスを全て請け負ってくれます。

「全て」のプロセスをです。
(細かく言うと仕入れ後に、シュウカキ倉庫へ送ってからです)

では、何もすることは
一つもないのかというと違います。

代行業者であっても
顧客の頭の中が全て理解できる
はずがありませんので
必要な情報は全て与えなくてはなりません。

ですので、実際に弊社シュウカキを
使うと仮定したうえで
必要な作業やその意味を
丁寧に確認していきたいと思います。

全て網羅しますと
少し量が多くなると思いますので
2パートに分けて書きます。

商品情報の意味を理解する

米アマゾン 代行

シュウカキでは、商品を倉庫へ送る前に
対象となる「商品情報」を
スプレッドシートに記入しなければなりません。

一つでも商品情報が抜けていますと
円滑な代行業務に支障をきたしますので
把握しておいた方が賢明です。

一つずつ見ていきましょう。

「SKU」

SKU(stock keeping unit)とは
在庫管理番号のことで
独自の基準で定めた番号を設定すると
在庫管理が容易になります。

また、Amazonでは商品を
出品する際に設定する必要がありますので
(設定しなければ自動で決まる)
一つ、設定基準を公開します。

「160825_2000_10_15_5」

最初は商品を仕入れた日です。

次に仕入原価、仕入数、予測販売数、出品者数
となっており在庫管理が幾分楽になるかと
思います。

仕入原価が視認できることで
損益分岐点の把握も容易です。

「JAN」

こちらは、商品識別コードの日本規格です。

日本で最も普及している番号ですので
Amazonだけでない、殆どのネットショップで
共通して管理することが可能になります。

ちなみに、国際的にはEANコード
アメリカではUPCコードが扱われます。

「FNSKU」

こちらは米アマゾン輸出を
始めたばかりの方では聞き慣れないかと
思いますが、FBAでの入出荷の際に
取り扱われる識別コードです。

FBA納品には、商品個別にラベルが
必要となりますが、ラベルにもFNSKUが
印字されています。

「ASINコード」

ASIN(Amazon Standard Identification Number)とは
Amazon社で用いられる、Amazon独自の
商品管理番号です。

これは書籍以外に用いられますので
書籍にはISBN(国際標準図書番号)という
10桁もしくは13桁の番号が
Amazon内でも使われます。

商品が書籍であれば
ISBNがASINコードの代わりとなります。

「商品名(英語) Title US」
「商品名(日本語) Title JP」

こちらは、仕入れた商品名を
そのまま記載すれば良いのですが
英語も合わせて記載する必要があります。

ですが、両国における商品名等は
先ほどのAmazonで用いられる
ASINコードを使って、両国のAmazonで
確認すればすぐに分かりますので簡単です。

例えば「B00B20ANYK」というASINの場合

「ポケットモンスター Y」
「Pokemon Y (Japan Import)」

という具合になります。

「個数」

こちらは倉庫へ送る商品数です。

「仕入単価」

ネットショップ等から仕入れた際の
商品価格です。

「想定容積重量(g)」

こちらは
「縦(cm)×横(cm)×高さ(cm)÷5,000」
で求められます。

例えば、Amazonから商品を仕入れた場合
Amazon商品ページ内の登録情報という欄に
商品パッケージの寸法が記載されていますので
それを参照して算出できます。

「想定実重量(g)」

こちらも、Amazonの登録情報欄から
得られる情報です。

容積重量とは違って
どのネットショップでも
そのまま記載されています。

FDA関連品の取り扱い禁止

米アマゾン 代行

FDA(Food and Drug Administration)とは
食品医薬品局のことで
食品、医薬品、化粧品などの商品に関し
取り締まりを行っています。

FDA関連品を輸出するには
色々と問題があり、通関前に承認を
貰っていなければアメリカ国内に入らない為
リスク面から考えて、取扱対象外としています。

また、無事通関できたとしても
FBAにはルールが設けられていますので
注意が必要になります。

例えば、食品の場合ですと
賞味期限が90日未満の商品
FBA納品が規制されます。

法人でなく、個人がFDA関連品を
取り扱うとなると、この様に何重にも
ルールを把握する必要がありますので
骨が折れると思います。

ですが、それだけに
ライバルが少ないということも
見過ごせない点でもあります。

FDA以外にも、米アマゾンで輸出販売をする上で
気を付けなければならないのが
現地の法律です。

日本と米国では
ルールの違うものが多く
例えば、日本では並行輸入に
ある程度寛容ですが、米国では厳しいです。

特に、知的財産権を保護する意識は
かなり高いと言え、その一種である
商標権を保護する法律に「ランハム法」というものがあり
これを根拠法とした上で
出品に対する取り下げを
要求してくることもしばしばです。

最後に

米アマゾン 代行

以上で説明してきたことは
代行業者を使って米国輸出を行うのに
最低限必要な知識です。

JANやASIN等は、一回で理解できることですが
FDAやその他の関連法規等は
商品ごとに注意する必要がありますので
絶えず、知識を入れ続ける意識が重要です。

米アマゾン輸出を続けるならば
勉強を継続しましょう。

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