Amazonではインターネットを通して、世界のあらゆる市場で商品を販売する事ができます。
Amazon輸出を実践している方の多くはアメリカで販売をしているかと思いますが、アメリカの市場に慣れてきた方は、新たに市場を広げてみると良いでしょう。
米国Amazonの次におすすめの市場としては、欧州Amazonが挙げられます。
中でも特に、ドイツはアメリカの次にAmazonの市場規模が大きい国であり、イギリスも日本の次(世界で4番目)に市場規模が大きいと言われています。
ドイツやイギリスは商業上の取引における習慣も似ているので、ヨーロッパAmazonの中でもこの2つの国に輸出をしている方が多いです。
なお、ヨーロッパAmazonでの販売は中級者・上級者向けになるため、初心者の方は米国Amazonでまずは輸出をしていった方が良いかもしれません。
こちらでは、Amazon輸出ヨーロッパ販売(ドイツ・イギリス)の方法について、また、輸出の注意点も解説していきたいと思います。
もっと市場を広げていきたい、Amazon輸出ヨーロッパ販売に進出していきたいという方は、是非参考にしてください。
Amazon輸出のヨーロッパ市場とは?
Amazonのマーケットは世界中に展開されていますが、その中でも今回はヨーロッパ市場に目を向けて解説していきます。
Amazonが進出しているヨーロッパ市場は以下の国が挙げられます。
- イギリス(Amazon.co.uk)
- ドイツ(Amazon.de)
- フランス(Amazon.fr)
- スペイン(Amazon.es)
- イタリア(Amazon.it)
ヨーロッパだけでも最大5つの国に市場を拡大できるのは魅力的ですね。
なお、実際はオランダ(Amazon.nl)にも市場がありますが、オランダAmazonは現在kindle関連製品しか販売されていないため、参入できない状態となっています。
Amazon輸出ヨーロッパ販売を成功させるためには、まずどの市場をメインに攻めていくかが最重要となります。
例えば各国のAmazonのマーケットシェアを見てみると、トップ3はイギリス・ドイツ・フランスとなっています。
なので、こういったマーケットシェアを考慮してメインの販売国を決めるのがベストだと言えます。
ヨーロッパAmazonの中でも特にイギリスとドイツは市場規模が大きいので、ヨーロッパ輸出で攻めていくのであれば、この2つに絞るのが良いでしょう。
Amazon輸出ヨーロッパ販売(ドイツ・イギリス)のメリット
続いて、Amazon輸出ヨーロッパ販売のメリットを解説していきます。
なぜ欧州Amazonで輸出をすべきなのか、欧米Amazon輸出とはどこか違うのか、一緒に考えていきましょう。
- Amazon輸出ヨーロッパ販売は1つのアカウントで管理可能
- ヨーロッパAmazonのFBAは先進的で便利
- VATが参入障壁となりブルーオーシャン
Amazon輸出ヨーロッパ販売は1つのアカウントで管理可能
イギリスAmazon・ドイツAmazonで販売をしたい場合、それぞれのAmazonでアカウントを作成する必要がありません。
ヨーロッパAmazonはどれか1つの国でアカウントを作成すれば、自動的にヨーロッパ域内のすべての国のアカウントが作成されるようになっています。
(購入者アカウントの場合は各国でアカウントを作成する必要があります。)
また、セラーセントラル自体も「amazon seller central europe」となっており、ヨーロッパAmazonにおける販売の管理は全て1つにまとまっています。
各国の販売状況が簡単に把握できるので、複数の国で販売していても管理がしやすいですね。
なお、現在はアメリカ(Amazon.com)、カナダ(Amazon.ca)、メキシコ(Amazon.mx)も一括で管理ができるようになりました。
Amazonはグローバルセリングを推奨しているというわけです。
ヨーロッパAmazonのFBAは先進的で便利
ヨーロッパAmazonが先進的で便利だと言えるのは、1つのFBA倉庫から欧州Amazonのすべての国に出荷が可能な点にあります。
例えばイギリスAmazonのFBA倉庫に商品が保管してあったとしても、ドイツAmazonで出品する事ができます。
国ごとに規制があったり法律に違いはあるものの、EUというくくりがあるからこそ、このようなサービスが実現できているのかもしれません。
ただし、イギリス⇒ドイツのように国をまたいで出荷する場合は、VAT上で納税の義務が発生する場合があるので注意が必要ですね。
また、ヨーロッパAmazonの各国の出品は全て一元管理になっています。
ヨーロッパAmazonでは「Build International Listings」という出品ツールが用意されているので、これを利用する事でヨーロッパAmazonの出品リストを一元管理できるというわけです。
米Amazonや日本Amazonに比べて、ヨーロッパAmazonは先進的で非常に販売しやすいマーケットだと言えます。
VATが参入障壁となりブルーオーシャン
ヨーロッパAmazonは今後も伸び続けると言われており、非常に期待値の高いEC市場になっています。
しかし、越境ECセラーの参入者は現状そこまで多くないというのが現実です。
越境ECのノウハウなどを検索してみると分かりますが、大半はアメリカや中国での販売が中心になっている事が分かります。
ヨーロッパAmazonは非常に期待値が高く、市場としても大規模であるにも関わらずなぜ参入者が少ないのでしょうか。
それは、VATと呼ばれる付加価値税の存在が複雑なために、Amazon輸出の参入障壁となっているからでしょう。
VAT(付加価値税)は日本でいう消費税のようなものであり、ヨーロッパEC市場で販売する際には販売方法によってVAT登録が義務づけられています。
さらにこのVAT登録は現地でしか登録できないので、代行業者などにお願いして申請する事になります。
中にはVAT税務登録を行わなくても良いケースがありますが、複雑化しているので非常に分かりづらいのが現状です。
なので、「登録しなくて大丈夫だろう」という考えてVAT登録が必須にも関わらずヨーロッパAmazonで輸出をしてしまい、
現地税務当局から追徴課税や罰則を受けたというケースも報告されています。
ヨーロッパではVATの取り扱いが非常に厳しくなっており、こういったVATの取り扱いづらさがAmazon輸出ヨーロッパ販売の参入障壁になっていると考えられるでしょう。
VATという参入障壁があるおかげて、ヨーロッパAmazon市場はブルーオーシャンと言われており、あなたが参入できれば大きく稼ぐ事ができるかもしれないというわけです。
参入セラーの多い欧米Amazon輸出に比べたら、もっと大きな市場で販売できるわけですから、売上にも期待できますね。
なお、VATについてネットに書いてある情報だけでは分からないような複雑な仕組みになっているので、
VATの専門家に相談しヨーロッパ諸国の法律や規則を理解した上で、Amazon輸出参入をすべきです。
Amazon輸出ドイツ・イギリスの売上金の受取方法
既に米AmazonやカナダAmazonでAmazon輸出をされている方はご存知かと思いますが、Amazon販売では現地の海外口座が必須となります。
イギリスAmazonの通貨はポンド(£)、それ以外の国はユーロ(€)となっているので、双方が使える海外口座であればOKです。
特にAmazon輸出の海外口座として有名なのが、PayoneerやWorld Firstです。
いずれもポンド(£)・ユーロ(€)に対応しているので問題なく使えます。
Amazon輸出ヨーロッパ販売で必要なもの
アメリカAmazonの時と、ヨーロッパAmazonのときでは、販売において必要なものが異なってきます。
スムーズにAmazon輸出ヨーロッパ販売が行えるように、事前にしっかりとチェックしておきましょう。
- Amazon出品アカウント
- VAT登録
- EORI登録
- 海外銀行口座
Amazon出品アカウント
前述したように、ヨーロッパAmazonはどの国でアカウントを作成しても、共通のアカウントで他の国に出品できます。
なので、イギリスAmazonもしくはドイツAmazonで出品者アカウントを作成すれば、1つのセラーアカウントで販売の管理が可能です。
出品者アカウントの作成方法は、日本Amazonでアカウントを取得するときとほとんど同じなので、難しい事はありません。
必要事項を入力すればあっという間にアカウントが取得できます。
VAT登録
VATとは日本の消費税のようなもので、EUやアジアなどの国で商品やサービスを購入した時に課せられる付加価値税の事です。
なのでヨーロッパAmazonでAmazon輸出を行う場合は、VATの登録が必須となります。
この税務登録を行っていないと、輸出自体ができなかったりAmazonで出品ができなくなってしまいます。
ヨーロッパAmazonの規約にもしっかりと書いてあるので、VAT登録を行わずに販売をしていた場合、規約違反となりアカウント停止や凍結になる可能性があります。
イギリス・ドイツAmazonで販売を行う場合は必ず、VAT登録をするよにしましょう。
EORI登録
EORIとは、EUに出入りする商品の輸入または輸出を行う企業の、EU内での登録および識別番号を指します。
「Economic Operators Registration and Identification」の略で、日本語に訳すと経済登録事業者番号となります。
税関を通る際にはこのEORIが必要となるので、登録を済ませておく必要があります。
海外銀行口座
ヨーロッパAmazonで出品を行う場合、売上金の受取は現地の通貨を受け取れる口座でなければなりません。
なので、イギリスやドイツでAmazon輸出を行う場合は、ポンドやユーロの受取ができる海外口座が必要です。
海外口座といっても現地に出向いて口座を作成する必要はなく、世界のさまざまな通貨を受け取れる海外口座レンタルサービスを利用すれば、問題なく売上金の受取が可能です。
なお、既に米Amazonで輸出を海外口座レンタルサービスを利用している場合は、同じ口座で問題ないでしょう。
Amazon輸出ヨーロッパ販売の注意点
同じAmazon輸出でも、米Amazonに出品するのとヨーロッパAmazonに出品するのでは注意すべきポイントが異なります。
ここからは、Amazon輸出ヨーロッパ販売(ドイツ・イギリス)の注意点を解説していきます。
- 商標権・特許権・意匠権等の取り締まりが厳しい
- VAT(付加価値税)について知識が必要
- VAT登録・申告費用を加味した利益計算が必要
- VATの還付について
- 配送の遅延
- 販売者情報の開示
商標権・特許権・意匠権等の取り締まりが厳しい
ヨーロッパAmazonは特に著作物を複製・販売する独占権の法令や規則が厳しく定められています。
なので、日本や欧米で販売する以上に商標権・特許権・意匠権等を意識しておかなければなりません。
ブランドやメーカーなどの権利を保護するのはもちろんですが、ヨーロッパAmazonでは日本やアメリカのように並行輸入品を明確には認めていないという問題があります。
なので、ブランドやメーカーが知的財産権の侵害を申し立てやすい環境となっており、実際に多いのが特徴です。
Amazonという同じプラットフォームで販売しているのですから、Amazonそのものの規則に従うのは当たり前ですが、
販売を行う国の法律や規則にももちろん従わなければなりません。
イギリスやドイツAmazonで販売したいけれど、法律や規則に触れていないか心配という場合は、出品する前にブランドやメーカー側に許可を取っておくと良いでしょう。
VAT(付加価値税)について知識が必要
前述したように、ヨーロッパAmazonで販売を行う場合は、VAT登録が必須となります。
VATは日本でいう消費税のようなものですが、しっかりと知識を持っていないと必ずといっていいほどVAT問題に直面するでしょう。
また、VAT登録をせずにヨーロッパAmazonで輸出をする事は、税務リスクを負う事になり兼ねないので絶対にやめましょう。
ヨーロッパAmazonでは、2016年12月から販売事業者のVAT登録が義務づけられています。
これにより、VAT登録なしで販売を行っているセラーの取り締まりが厳しくなり、発覚した場合にはアカウント停止や凍結といった措置がなされています。
販売方法によっては、法律上VAT登録が必要ないケースもありますが、ヨーロッパ輸出ではまず間違いなく登録が必要です。
Amazon輸出でヨーロッパ市場に参入するためには、VAT登録とVATに対する知識をつける事が必要なのです。
VAT登録・申告費用を加味した利益計算が必要
イギリス・ドイツなどのヨーロッパAmazonで販売を行うためには、VAT登録が必須であることが分かりました。
さらに、VAT登録や申告には費用がかかるのでヨーロッパAmazon輸出の利益計算時には、それらを加味した計算をしなければなりません。
実際にVAT登録にはどのような費用が発生するのかというと、まず現地税理士法人等に支払うイニシャルの登録費用がかかります。
それに加えて、VATの申告の都度申告代行の手数料も発生します。
なので、イギリスやドイツなどのヨーロッパAmazonで輸出を行う場合は、VAT自体の支払いだけではなくこれらのVAT登録・申告に伴う手数料がかかるというわけです。
これらを加味した利益計算をしておかないと、せっかく商品が売れたのに赤字になってしまうなんて事にもなりかねません。
また、VAT自体の支払い額はどのセラーも平等に請求されますが、VAT登録・申告手数料はどの代行業者を利用するかによって異なってきます。
国によっても申告の頻度が違うため、VATの登録・申告手数料になるべくお金をかけないためにも、。
出品者登録をするときにどの国で最初に登録をするかという点が重要になります。
これによって、今後かかってくるVATの登録・申告手数料のコストが大幅に変わってしまうので、しっかりと考えて上で選ぶようにしましょう。
VATの還付について
VATは日本でいう消費税と同じ役割なので、申請をすれば支払った分を還付してもらう事ができます。
ただし、還付金の受取は申請後半年~1年と決まっているため、消費税の還付のような段取りで考えているとキャッシュフローが間に合わなくなるので注意が必要です。
配送の遅延
ヨーロッパ輸出だけに限りませんが、Amazon輸出を行う際は配送遅延が発生する可能性も考えておく必要があります。
特にAmazonでは発送予定日を過ぎても発送されていない場合、発送遅延として注文不良率にカウントされます。
注文不良率が高くなるとアカウント停止や凍結のリスクとなるので、なるべく出荷の遅延は避けなければなりません。
イギリスやドイツ、フランスなどは比較的遅延しにくいですが、イタリア、スペインは遅延が発生しやすいと言われているので注意しましょう。
遅延を見越して出品時にリードタイムを長めに設けるか、遅延しやすい国は出品を停止するなど対策を打っておくと良いですね。
販売者情報の開示
Amazonでは、販売者の住所や氏名などの販売者情報の開示が必須となっています。
これらは偽りなく正しく表記する必要があるので、個人情報をAmazonのストアページに載せる事になるわけです。
個人情報を載せるのが怖いという場合はバーチャルオフィスなどを利用すると良いですね。
ヨーロッパで販売するとはいえ、特に副業でAmazon輸出を行う場合は注意したいところです。
Amazonを活用してヨーロッパで販売するには?
ここからは、ヨーロッパAmazonで販売する方法について、詳しく解説していきます。
Amazonを活用してヨーロッパ(イギリス・ドイツ)で販売する方法は主に3つあります。
- 日本から国際郵便で直送する方法(初心者向け)
- FBA倉庫を利用して、FBA所在国のみで販売する方法(初心者向け)
- FBA倉庫を利用して、欧州全土で販売する方法(中級者向け)
日本から国際郵便で直送する方法(初心者向け)
ヨーロッパAmazonの出品者アカウントを作成し、注文が入ったら日本から商品を国際郵便で直送します。
この販売方法の場合は、VAT登録をせずに販売しても問題ありません。
日本から直送するので一番分かりやすく簡単な方法です。
ただし、この方法の場合Amazonの規約に違反する可能性があるので注意が必要です。
日本からヨーロッパの顧客に商品を発送した場合、顧客は輸入VATという税を支払わなければならない義務が発生してしまいます。
購入時には想定していないであろう支払いが、受け取り時に発生してしまうという事ですね。
こうなると、Amazonの規約に記載されている「出品者の禁止活動及び行為」に抵触する可能性があります。
ですのでこの方法はグレーであり、アカウント凍結リスクが非常に大きくなるという事を覚えておきましょう。
FBA倉庫を利用して、FBA所在国のみで販売する方法(初心者向け)
ヨーロッパAmazonのどこか一ヶ国でアカウントを登録し、FBA倉庫を利用してFBA所在国のみで販売する方法です。
例えば、ドイツAmazonでFBA倉庫を利用しドイツの顧客に販売する場合、ドイツのFBA倉庫を利用するのですから、ドイツでVAT登録を済ませておかなければなりません。
なお、ドイツの場合はVAT登録を行うと税務申告の義務が発生するので注意しておきましょう。
イギリスのFBA倉庫を利用するのであれば、イギリスでVAT登録を済ませる必要があります。
前述した自己出荷と違い、FBAを利用するのであればAmazonの規約に抵触する事はまずありません。
Amazonの規約をしっかりと守りながら販売が出来るので、一番安全な方法だと言えます。
FBA販売はFBA所在国であればどの国でも販売できますが、まずはヨーロッパAmazonの中でも一つの国に絞って販売を行った方が良いです。
ヨーロッパ市場の売れ行きを確認したり、傾向を掴むことができるようになってから他の国に販路を広げると良いでしょう。
これからヨーロッパAmazon輸出を始める方は是非、参考にしてください。
FBA倉庫を利用して、欧州全土で販売する方法(中級者向け)
ヨーロッパAmazonのアカウントを開設して、どこか一つの国のFBA倉庫を利用し、ヨーロッパ全土でFBA販売を行う方法です。
例えばドイツAmazonのFBAを利用して、イギリスやフランなどのヨーロッパAmazonの顧客に販売するというわけですね。
この販売方法の場合、FBA倉庫を利用する国でVAT登録をしておけば、どの国でもFBA販売が可能となります。
ドイツのFBA倉庫を利用する場合は、ドイツのVAT登録さえ済んでいればOKです。
なお、VATの取り扱いについては国ごとに異なるので、気を付けましょう。
1つの国でVAT登録をするだけでヨーロッパ全土で販売が可能になるので、手軽にアメリカよりも大きな市場規模の中で販売が行えるようになります。
ヨーロッパはVAT問題の障壁によりブルーオーシャンになっていますから、そんなEC市場で販売ができればより、大きく稼ぐ事ができるでしょう。
もっとヨーロッパAmazon輸出販売を拡大していきたい、という方は是非挑戦していってください。
ただし、税務の取扱いが1ヵ国のみで販売するよりも複雑になるので、専門家に相談の上販路を拡大するようにしましょう。
Amazon輸出ヨーロッパ販売のリサーチ方法
特にヨーロッパ輸出だからといって、リサーチ方法が変わるわけではありません。
欧米輸出の時とリサーチ方法は基本的に同じです。
ヨーロッパAmazonは特に商標権・特許権・意匠権等の取り締まりが厳しいので、リサーチ時にそういった可能性のある商品は省くようにしましょう。
こういった取り締まりが厳しい国は、ヨーロッパ諸国に限った話ではないので、日頃のリサーチから気を付けていきたいところです。
なお、仕入れ証明書などを求められることが多いので、基本的には卸仕入れになるでしょう。
ヨーロッパAmazonのFBA倉庫への納品方法
FBAの納品方法も、米国や日本でFBA倉庫に納品するときと同じです。
FBA倉庫への発送方法も、一般的なFBA倉庫へ発送する方法で送れば大丈夫です。
なので、ヨーロッパAmazonのFBA倉庫に発送するときは、主に以下の二つの方法のどちらかになるでしょう。
- クーリエアカウントを取得し、仕入れ担当者に発送してもらう方法
- Amazon輸出代行業者に依頼して発送する方法
Amazon輸出ヨーロッパ販売で売れる商品
ヨーロッパAmazonで輸出をする方の多くは、既にアメリカAmazonで販売をしている方がほとんどかと思います。
アメリカでも人気のホビー商品はヨーロッパでも人気がありますが、他にもオーディオ機器や文房具、家電などが良く売れます。
売れるカテゴリーにこだわる必要はありませんが、何を販売したらいいのか分からないという初心者の方は、売れやすいカテゴリーからリサーチしてみると見つかるかもしれません。
最後に
Amazon輸出ヨーロッパ販売の方法と、輸出の注意点などを解説しました。
基本的なリサーチや販売方法は、米国Amazonに輸出販売するときと同じなので、難しい事はありません。
1つの国で登録さえ済ませれば、全てのヨーロッパAmazonで販売できるようになるのも大きなメリットですね。
ただし、VATに関しては非常に複雑でややこしいので、専門家の力を借りるようにしましょう。
最終的にはヨーロッパと言っても各国毎に微妙に戦略が異なってくるので各国のノウハウを学んでいきましょう。