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Amazon輸出で送料削減【売上原価の捉え方】

Amazon輸出で利益を上げたいなら
「売上原価」を下げるしかありません。

Amazon輸出における売上原価とは
商品「仕入れ」に掛かる費用と
商品の配送に掛かる「送料」です。

要は利益を上げたければ
この2点に注力していくことで
自然と目標をクリアしていく訳ですが
仕入原価の抑え方は別の機会に
説明するとして、今回は「送料」を
抑える方法について説明していきます。

大多数は「日本郵便」を使った
国際発送を物流の手段として選択しますので
今回は日本郵便に絡んだ
送料削減方法をご紹介したいと思います。

「数」による割引方法

amazon輸出 送料

日本郵便(郵便局)では
ある程度の数量を扱うことで
一定の割引率が適用されます。

月間、年間での換算ともなると
相当な割引率となりますので
利用しない手はありません。

「Dメール」と「Pメール」

これらのサービスは
小型包装物を同時に「50通」以上
まとめて送付する際に特別料金が
適用されるというもので
Dメールの方が、Pメールよりも
送達日数が短い傾向にあります。

  1. Dメール: 航空「優先」大量郵便物 [小型包装物は2kg迄]
  2. Pメール: 航空「非優先」大量郵便物 [小型包装物は2kg迄]

これらを利用するには
支払方法として、料金別納や料金後納を
選択することが前提となり
また、取扱いを行っている郵便局の数にも
限りがあり、都市部に集中している傾向が
ありますので、全ての方が等しく
受けられるサービスという訳ではありません。

特別料金となる計算式ですが
Amazon輸出では、大抵の実践者が
北中米、欧州のAmazonを販路に選択していると
思われますので、該当する「第2地帯」での
計算式をお知らせします。
※随時、変更される場合あり

(1通あたりの料金×総通数)+(総重量100gあたり料金×総重量÷100g)
※1通あたり料金: 50円
※総重量100gあたり料金: 90円

尚、郵便物を提出する際には
「Air Mail」、「Small Packet」という表記を
Pメールの場合には「航空非優先」という表記も
忘れずに記載してください。

差出通数に応じた「月間割引」

日本郵便のEMSを利用する際には
1ヶ月間の差出通数が一定量を超えた場合
料金が割引となる制度が用意されています。

  • 3,000通~: 10%OFF
  • 5,000通~: 15%OFF
  • 10,000通~: 20%OFF

この様に、同一種類の配送物を
月3,000通以上扱うAmazon輸出販売者であれば
必ず利用すべき制度となります。

また、この制度を利用するには
「料金後納」という支払方法を利用することが
前提となってきますのでご留意ください。

※料金後納とは
料金を1ヶ月分にまとめて
預貯金口座から自動的に支払いをすることが
できる制度です。

この制度自体に割引の性質はありませんが
一括払いにより、キャッシュフローの安定や
経理事務の省力化が果たせますので
これはこれで抑えておくべきサービスです。

「切手」を送料の支払いに充てる

amazon輸出 送料

日本郵便では、現金に限らず
切手でも支払いが認められています。

では、切手が使えるから何だという
話になりますが、切手は現金と引き換えに
どこからか「購入」しますので
その際の値引を狙って、ひいては
送料の割引に繋げようという考えです。

切手は何も、郵便局だけでしか
入手できない訳ではありません。

オークションでの入手

切手は、ヤフオク等の
オークションサイトにも出回っています。

ざっと調べてみますと
約13万件超もヒットしました。

そこで出回っている切手は
相当額の額面総額のものが
大半を占めていますので
オークションを利用するには
ある程度の資金を準備する必要があります。

その中から、実際の額面総額と比較して
納得できる割引率を示している
商品(出品者)を選びましょう。

「ヤフオク-切手」の検索結果

金券ショップでの入手

オークションサイト以外にも
金券ショップで切手を購入すれば
額面に対し、ディスカウントされます。

一般的な相場でみれば
額面に対して「94-96%」のレートになりますね。

例えば、一度の海外発送で
送料が20,000円掛かったとします。

20,000円×0.94=18,800円

この場合の割引額は1,200円になりますが
アメリカにCD1枚程度の商品を送るのに
EMSを使った場合、約1,500円は掛かります。

つまり、それに相当する
割引額が一度の施策で得られた訳です。

これを繰り返した場合
どれだけの売上原価の低減に繋がるか
賢いあなたであれば説明は不要のはずです。

また、金券ショップは
インターネットを検索すれば
オンラインでショップが出てきます。

大手で言うと「Tickety(チケッティ)」でしょうか。

チケッティ

また、オンラインだけでなく
近くにある実店舗の金券ショップに
足しげく通ってみても
良い結果が得られるかもしれません。

最後に

amazon輸出 送料

送料を抑える方法について
説明してきましたが
日本郵便に限った話だけでも
「簡単」に取り組める方法が
これだけありました。

纏めるとこの2つです。

  • 郵便局の割引制度を使う
  • 切手を安く買う

送料は取り扱う商品数が増えるほど
それだけ割引の可能性が増えますので
常に、削減する努力を惜しまないでください。

また、送料だけで満足することなく
その次は本質的な「仕入原価」の削減に
着手しましょう。

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